こどもの頃、ヒーローやヒロインになったつもりで遊んだ覚えはないですか?
この主人公になりきって活動すると集中力が高くなることを示唆した研究があったので紹介します!
文献:「バットマン効果」:幼児の忍耐力を向上させる https://ggsc.berkeley.edu/images/uploads/White_et_al-2017-Child_Development.pdf
この研究では、楽しいゲームの入ったipadのある部屋で単純なテスト(例:ランダムにいろんな絵が画面に出てきて、絵が動物なら画面をタップする)を行います。テストが飽きてきたら自由にipadを使っていいと伝えておき、ipadを使う前に自分に対して、自分に頑張っているかを問い、その問いが集中時間にどの様に影響するのかを以下の3つの条件で調べています。
条件1「僕(私)は一生懸命、頑張っているか」 条件2「◯◯(自分の名前)は一生懸命、頑張っているか」 条件3「バットマンは、一生懸命、頑張っているか」
参加者は、4歳と6歳児、180名で各3つの条件に60名ずつ割り振って課題をおこなっています。
結果、集中時間は、4歳、6歳児ともに バットマン > 自分の名前 > 僕(私) の順でバットマンになりきった方が集中時間が長くなっており、次に自分の名前で問う方が時間が伸びるようです。
つまりは客観的に自分を見ることができると集中力が伸び、さらにはキャラになりきることにより集中力が高まることがわかったと述べています。

確かに、上の写真のスパイダーマンはロープに当たらないで進む課題を提案したとき変身前は、拒否して活動しなかったのですが変身後はスムーズに参加してくれたことを思い出します。
さらに上手くできないと直ぐに諦めていたのに持続して活動していました。
こどものみならず大人も何か課題や仕事などの壁にぶつかったときには好きなキャラに変身して挑んでみましょう!